忍者ブログ

Journal

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

The World of Lewis Carroll

先日創刊されたばかりの文庫レーベル、角川つばさ文庫。オフィシャルHPを開くと、矢野顕子さんの柔らかな声が優しいメロディーにのって、‘本を開くとその開いた本が翼になってどこへでも飛んでいける’と歌う。
最近読んだものを思い返してみると、紀行文に歴史本に・・・フィクションの世界には全く飛んでいない。そんな訳で、今日は雑用の合間に、随分前に買ったものの手をつけていなかったルイス・キャロルのペーパーバックを手に取った。束の間とは言え、久しぶりにあっちの世界へ小旅行♪゛


【The World of Lewis Carroll】

51C98XE0ANL__SS500_.jpg
この本はタイトルにある通り、キャロルの書いた物語と詩が、A4サイズの本におよそ400ページに渡って収められている。私は近所の書店で、元値の半額以下(およそ数百円)で購入したのだが、Amazonを開いてびっくり・・・インターネット上では1万円前後で取引されている。ハードカバーとペーパーバックの違いはあれど、もの凄い差額(-_-;

表紙にもなっているアリスの話以外も充実しているものの、今日の午後は、目次の次にあるアリスのストーリー、彼女がうさぎを追いかけておとぎの国へ行き、夢おちに終わる部分を読了。
恥ずかしながら、この話を活字で読むのはこれが初めてで、文字遊びのからくりも今回初めて知った。ここでは特に有名な3章、A caucus - race and a long tale を今日学んだことも含めて記しておこうと思う。


この章は、同音異義語や同一多義語が頻発する翻訳者泣かせの章らしく、例を挙げるなら、タイトルになっている‘long tale(長い話)’と‘long tail(長い尻尾)’。

3b02b355.JPGネズミが口にした長い話という言葉を長い尻尾と勘違いしたアリスの頭の中で、ネズミの話した言葉が曲った尻尾の形に記されているこの部分はユニークでおもしろい。
加えて、アメリカの高校生が1990年初頭に発見したというもう一つのネズミのからくりがある。韻を踏んだ詩になっているこのネズミのお話は、その韻を踏んでいるところで改行すると1連目はこうだ。

「Fury said to a mouse,
That he met in the house,
Let us both go to law: I will prosecute you」

1・2行目のmouse と house、そして3行目の you は2連目の詩の3行目にある do と韻を踏んでおり、これは3・4連目も同じように続く。
そこで、この3行の詩を見て何かに気づかないだろうか?


--- この詩自体が、尻尾の長いネズミの形をしているというのだ。因みに、2~4連目も同じように、3行目だけが前2行の倍近い長さで、尻尾のようにも見え、計4匹のネズミがこの細長い尻尾に隠されているという。
うーん、凄い発想としか言いようがない(苦笑)この3行をネズミに見立てて書いた(のかもしれない)キャロル以上に、「これ、ネズミに見える!」って言いだした人たちの方ね。他にもまだ発見されていない、隠された‘しかけ’があるとかないとか。

8af377bc.JPG

ミルクティーを片手に、時たまチョコレートクッキーをかじりつつ、とても天気の良い昼下がりに読書なんて贅沢・・・そんな気分も今日はここまで。続編は挿絵を眺めるに止まった。
私が買ったバージョンの挿絵は、原本と同じジョン・テニエルによるもの。眺めるだけでも飽きない、魅力たっぷり。


PR

Comment

無題

  • オナモミ
  • URL
  • 2009-03-15 06:14
  • edit
キャロルというよりテニエルが好きで、アリス本、集めています。
原文が読めたら、もっともっとキャロルも好きになって愉しいでしょうね。
韻の面白さは、半減してしまいますものね。
翻訳者次第で全く違うものになってしまいますし。
この間、新訳で号泣したハナシを書きましたよ。うふふ。
ああ、わたしは語学は全く修学意欲がなくなってしまう事件がありまして
英検…なんと四級です…ぶほほのトホホ。

装い、変わりましたね~ あらためて「はじめまして」です( ´艸`)
矢野顕子さん、好きです。最近はタテタカコさんも好きで。
これ、どうぞ♪(http://onamomitei.blog.shinobi.jp/Entry/255/)

追伸:素敵な本棚、まねっこさせてもらいました~( ´艸`)

無題

  • misono*
  • 2009-03-16 07:08
  • edit
テニエルの挿絵、ステキですよね。
本業の風刺画作品もいろいろ見てみたいと思っているところです。
そして、タテタカコさんのご紹介、ありがとうございます!
曲を聞いて、なぜだか原田郁子さんが頭に浮かび、今日は朝からクラムボンの‘シカゴ’を繰り返し聞いていました。


本棚、早速見にいきましたよ~♪゛ページを開いてみたい本がいっぱいです。
ボッサ経由でメールを送ったのですが届いているでしょうか?ご迷惑でなければ承認して頂けるとうれしいです(^-^)

無題

  • オナモミ
  • URL
  • 2009-03-16 10:51
  • edit
こちらはお昼前です。春爛漫ですよ。こんにちは~

クラムボンも気持ちいいですよね~好きですよ( ´艸`)
ボッサの使い方、まだよくわかっていない子さんです(^~^:)
承認てクリックしたけれど、よいでしょうか?
わたしからはどうやって送るのかしら?(質問小僧)
でも、これ、ブログ村より愉しいかも、いいかもです~( ´艸`)
ボッサがわからないので、ブログにもリンク貼らせてもらっちゃいました( ´艸`)

これから出かけるので、帰ったらゆっくり来ますね~

無題

  • misono*
  • 2009-03-17 09:03
  • edit
承認して頂き、ありがとうございます(^0^)
メッセージは、送りたい相手のページにある‘メッセージを送る’又は‘ビジターノート’から送れますよ。

私も真似して、リンク貼っちゃいました♪゛
Name
Title
E-MAIL
URL
Comment
Password

Calendar

11 2017/12 01
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

Profile

HN:
misono*
性別:
女性
自己紹介:
【My Favourite Things】

■ 建築/家具
(特にギマール・ティファニー)

■ 映画/アニメーション/ドラマ
(実写/アニメーションを問わず、奇想天外なアイディアが手法やストーリーラインに含まれている作品・現実味のある作品)

■ 本&音楽
(ジャンルや言語を問わず幅広く)

■ 写真
(最近のお気に入りはI Suchocki)

■ 手作り
(テキスタイル・毛糸を使用した物作り+絵を描くこと)

My Library

Latest Comments

[12/08 misono*]
[12/06 オナモミ]
[10/11 misono*]
[10/05 オナモミ]
[09/23 misono*]

Bar Code

Search

Copyright © Journal : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]