ある方がWeb日記で、‘文章を書くということは「自己表現」ではなく、「他人への通路を見つける」ということ’と記していた。確かにそう捉えることもできる・・・と頷く私は、有意義に過ごした時間も、そのことを書く時間もあったのに、結局何も書かずに長い時間が経ってしまったことで、自ら通路を塞いでいると言わざるを得ない<(_ _;)>あちゃ~。
もう9月も半ばを過ぎてしまったけれど、まずは筆ならしとして、先月行われた演奏会のことを書こうと思う。
【宮川彬良&アンサンブル・ベガ 〈夏ツアー〉】
昨夏、アキラ塾に参加してサインを頂き喜んだ記憶が未だ新しいまま、今年はアンサブル・ベガのサマーコンサートへ行ってきた。アンサンブル・ベガのメンバーとして活動する彬良さんを見ることが初めてで、チケットを購入してからずっと楽しみにしていた今回のプログラム。それは、‘愛の練習! 涙と微笑みのための8章’--- その名の通り愛をテーマにした楽曲、クラシック+α、の演奏を楽しんだ。
演奏自体も良かったのだけれど、アンベガの名物と言われている‘音符の国ツアー’はその内容が非常に興味深くより記憶に残るものだった。今回取りあげたのは、プッチーニのオペラ作品である「蝶々夫人」。言わずと知れた日本を舞台にした話で、この作品の為の音楽にも日本的要素が含まれている。その日本らしさのある箇所を抜粋して演奏して下さり、ピアノ兼演舞担当の彬良さんは、解説をしながらその曲が使われているシーンを演じて下さった(これがおもしろい・笑)。「ここに廊下があると想像して下さい。その廊下はここで90度右に折れていて、左手には障子があって・・・」という風に、演奏に沿ってお話しながら動いて下さり分かり易かった。ここで特に強調していたのは、国家のメロディーを含んでいる箇所。君が代のメロディーが使われている部分があるとは知らなかった~。
終了後、拍手の中再び舞台に戻って演奏してくれたアンコール一曲目は、ゆうがたクインテットのテーマ!!!この曲を生で聞くことが出来たことが一番うれしかった(涙)あれ、今までのは(^^;普段耳にするテレビやCDから流れてくる音とは違った響きが胸に伝わったんだもの。
また来年も、生演奏に触れることが出来ますように・・・☆゛